寮orシェアハウス?

出発前、寮についての説明を聞くと、大学の学生寮だけでもいくつかタイプがあり、場所もキャンパスから近い所もあれば離れている場所もあるようです。
寮の形態としては、大きく分けて、2つ、ホールとロッジ。一方は、キッチンもバス(シャワー含む)も男女共有とのこと。(娘がシャワー浴びている隣で、男の子がシャワーを浴びることは私には信じられないのですが、オーストラリアでは当たり前のようです)
娘はできるだけキャンパスに近い所を選びました。(もちろん、シャワー別の寮です)

といっても、寮も定員があるため、抽選になっていて、娘はロケーションを1番に考え、第3希望までリクエストしました。
数日後、オーストラリアの大学からメールが来たのですが、娘の寮は第3希望までにも入っていない、それも別タイプ!
思案した結果、娘に大学にリクエストメールを送ってみるように提案してみました。
娘なりに考えて、「慣習的にこの形式の寮は無理」的なことを書いたようです。

が、返事には「何か特別な理由がない限り変更はできない」、それもそれを示す医師の診断書を添付しないいけないとのこと。
みんな同じ状況なのか、ただ単に娘がついていないのか・・・

それから、数日後、オーストラリアの大学からメールが!
なんと、第1希望の寮に入れるとのこと!
『どうしよう、どうしよう』と思案していた娘は、大喜びなのは言うまでもありません。

そこで、改めて寮費をみてみると驚きの金額が!
送られてきたメールに期日までに最初の寮費をクレジットカードで払うようにということなのですが、まずそれが、25万円。あとは、週あたり500ドルほど、つまり、月あたり2000ドル、25万円!
今は円安で寮費だけでなく、日々の食費や生活必需品費もかなり高いようです・・・

いざ、入寮して、娘が部屋をカメラで見せてくれたのですが、それが思っていたよりも広く、綺麗で!(寮というと、少し暗く古いイメージがあったのですが、新しいワンルームマンションのようです)
小さなキッチンも付いているのですが、コンロの1つが壊れていたようで、修理を頼んだみたいなのですが、オーストラリアはゆっくりしていて、修理に来てくれたのは数日後だったようです。(その間、調理できないとぼやいていましたが、それはそれで、その国の習慣や文化を学ぶ良い機会かと。)

実は、出発前に、寮費があまりにも高いので、最近よく耳にする“シェアハウス”の方が低く抑えることができるのではと調べてみました。シェアハウスはピンキリで、やはりルームメイトによるところが大きく、ある意味、賭け要素が強いようです。
特に、寮では学生が主体となって催すイベントが毎週末にあるようで、友達作りにもいいようです。娘も早速いくつかのパーティーに参加して、午前様の日も。

いきなりスキーに行くって?!

学校が始まり、早速アウトドアサークルのオリエンテーションへ行ったようで、
「スキーに行くことにした〜」
と弾む声で報告されました。おまけに留学早々、授業を休まないといけないと。
「学校は欠席手続きしたし問題なし‼︎」と言うけれど私からしたら「授業始まったばかりやん‼︎」と思ったのですが、「学校も大切やけどこんな経験今しかできへん」の一言には勝てず・・・「パパに聞いてみて」と主人にパスしました。

5日間で600ドルと安いような高いような、バス代、ホテル代も含まれているのでそんなものかと主人もGOサインを。

出発3日前に娘から連絡があり、ウェアーやスキー用具のレンタル代とリフト代がいるとのこと。もちろん何も持っていっていないので、そらそうだろうと思いつつ、娘が「それがなぁ」と続けるので、『あらなんか変』と直感がしたのですが、
娘:「それがなぁ、ちょっと高いねん」
私:「まあ、円安やしな」(寛容に)「いくらなん?」
娘:「1431ドル」

私は少し頭がパニックになり、とっさに理解できなかったのですが、
日本円で15万円です!!

私:「なんかの間違いちゃうの?」
娘:「なんかしらんけど、こっちはリフト代もすごく高いみたいで」
私:「ちょっと高すぎるわ、キャンセルできひんの?」
娘:「もう600ドル払ってしまったし」
私:『マジで〜』(心の叫びです)

そんな予算は元々組んでなかったので、本当に『ヒェー』といった感覚です(驚きすぎて、半分頭も回っていないような)

結局、娘の「こんな経験今しかできへん」に勝てず、娘はスキーに行くことに。
「どうせ行くなら、いっぱいいっぱい楽しんで来ーや」と電話を切りました。
この晩は、『やっぱり止めておくべきやった』と夢の中でも思案する私がいました・・・

スキー当日、早朝に娘から電話が!!
私も今日からスキーと知っていたので『怪我でもしたのでは?!』と娘の着信に変な直感が。
私:「どうしたん?!」
娘:「ごめん、本当にごめん」
私:「どうしたん、なんかあったん?」
娘:「レンタルに手袋とゴーグルが含まれていなくて、買わなあかんみたいで」
私:「それでいくらなん?」
娘:「500ドルぐらい」(5万円超え)
私:『ヒェー』(これも心の叫びです)

あとで考えたら、別にゴーグルはなくてもよかったんちゃんとしみじみと思い返しました

スーツケースが壊れた!

寮に到着早々、娘からスーツケースが壊れたと連絡がありました。
『やっぱりアマゾンのいつでもタイムサービスはあかんな』
と思ったら、壊れたのは

もう一つの“サムソナイト”でした!

このサムソナイトは思い返せば娘が中学生の時、初めての海外研修で少しいいものをと思って購入したものでした。(確か、5万円ぐらいしたと思います)
娘はこのスーツケースと、アメリカをはじめ、いろいろなところを共にしたので、さぞかしショックだったのではと思ったら、返ってきた言葉は「こっちで捨てとこか」でした。

アマゾンのスーツケースはまだまだ元気なようです

バスって予約がいるの?!

日本を経つ前、娘が「空港からの行き方も調べないといけない」と言った際、私がホテルのサイトを確認したら、空港からバスで行けるようだったので、バスを勧めました。
娘が「予約はいらないかな?」と言うので、バスの便もけっこうあり「いらないんじゃない」と軽く答えました。

前のブログで書いたように、娘は問題なくホテルに着き、チェックインもできたのですが、問題が!

シドニーの4日目、ホテルをチェックアウトし、キャンベラにある大学の寮へ向かうのに、バスで移動する予定だったのですが、早朝に娘から電話が!
娘:「バスの席に空きがない、今日の分、全部埋まっている!予約いらんて言うてたやん!」
私:「えぇー、」
私は本当に焦りました。私の方でも調べてみると言って、一旦切ったのですが、2つあるバス会社は2つとも、1日”FULL”になっていて、チケット購入ページにもいけなくなっています。『どうしよう、どうしよう』と、他の方法はないかと列車も調べてみましたが、列車も”FULL”!
『どうなっているの!!』(この日は日曜日だったので、何か大きな祭りでもあるの?!)
私は、空港からホテルへのバスは”予約なし”で大丈夫と言ったつもりだったのですが、娘にしてみたら、ホテルから寮までのバスも大丈夫と受け取っていたみたいで、シドニーでの滞在中も確認していなく・・・。
娘から「今日、入寮することになっているから、バス停で1日、キャンセル待ちで一応待ってみる」というメッセージが。
『私の責任⁉︎』と、とても焦りながら、娘に何回も電話をしましたがつながらず・・・。「シドニーにもう1泊しないといけないのなら同じホテルを押さえておこか? 体調もあるし、バス停で待っているよりも、ホテルに戻った方がいい」とメールで聞いてみましたが、それに対する返信もありません・・・

日本は夏ですが、南半球のオーストラリアは真冬で、おまけにコートのような暖かい上着もないようで。『このままバス停で待っていたら絶対熱をぶり返す・・・』と心配で本当に居ても立っても居られないという状態です。といっても、何もできず、ただただ娘からSOSの連絡がないかスマートフォンを握りしめていました。

1時間ほどして、娘からメッセージが!
「乗れた!」
(後で聞いたのですが、ウェイティングリスト7番目でぎりぎり乗れたそうです)
『よかった!』
本当に一安心しました。