秋休みがスタート

オーストラリアの大学では、この時期ちょうど前期のテストが終わり、2週間の秋休みに入るようです。
そこで、友達とこの機会にと、9/2から旅行を計画したと旅程表が送られてきました。(ツアーの旅程表ではなく、娘は自分で旅程表やら独自のパンフレットなどを作るのが得意で、家族旅行でも家族全員が娘の作った旅程表・パンフレットを配布されます)

出来上がったプランはめいいっぱいの9/2-14まで計13日間!

キャンベラ→シドニー→ケアンズ→ゴールドコーストと大旅行です!

旅程表と同時に娘から
「ちょっとカード支払いが多くなるかも」とメッセージと同時にの
”クレジット決済の嵐”が🌀

私も娘のように自由に旅行がしたいです

寮orシェアハウス?

出発前、寮についての説明を聞くと、大学の学生寮だけでもいくつかタイプがあり、場所もキャンパスから近い所もあれば離れている場所もあるようです。
寮の形態としては、大きく分けて、2つ、ホールとロッジ。一方は、キッチンもバス(シャワー含む)も男女共有とのこと。(娘がシャワー浴びている隣で、男の子がシャワーを浴びることは私には信じられないのですが、オーストラリアでは当たり前のようです)
娘はできるだけキャンパスに近い所を選びました。(もちろん、シャワー別の寮です)

といっても、寮も定員があるため、抽選になっていて、娘はロケーションを1番に考え、第3希望までリクエストしました。
数日後、オーストラリアの大学からメールが来たのですが、娘の寮は第3希望までにも入っていない、それも別タイプ!
思案した結果、娘に大学にリクエストメールを送ってみるように提案してみました。
娘なりに考えて、「慣習的にこの形式の寮は無理」的なことを書いたようです。

が、返事には「何か特別な理由がない限り変更はできない」、それもそれを示す医師の診断書を添付しないいけないとのこと。
みんな同じ状況なのか、ただ単に娘がついていないのか・・・

それから、数日後、オーストラリアの大学からメールが!
なんと、第1希望の寮に入れるとのこと!
『どうしよう、どうしよう』と思案していた娘は、大喜びなのは言うまでもありません。

そこで、改めて寮費をみてみると驚きの金額が!
送られてきたメールに期日までに最初の寮費をクレジットカードで払うようにということなのですが、まずそれが、25万円。あとは、週あたり500ドルほど、つまり、月あたり2000ドル、25万円!
今は円安で寮費だけでなく、日々の食費や生活必需品費もかなり高いようです・・・

いざ、入寮して、娘が部屋をカメラで見せてくれたのですが、それが思っていたよりも広く、綺麗で!(寮というと、少し暗く古いイメージがあったのですが、新しいワンルームマンションのようです)
小さなキッチンも付いているのですが、コンロの1つが壊れていたようで、修理を頼んだみたいなのですが、オーストラリアはゆっくりしていて、修理に来てくれたのは数日後だったようです。(その間、調理できないとぼやいていましたが、それはそれで、その国の習慣や文化を学ぶ良い機会かと。)

実は、出発前に、寮費があまりにも高いので、最近よく耳にする“シェアハウス”の方が低く抑えることができるのではと調べてみました。シェアハウスはピンキリで、やはりルームメイトによるところが大きく、ある意味、賭け要素が強いようです。
特に、寮では学生が主体となって催すイベントが毎週末にあるようで、友達作りにもいいようです。娘も早速いくつかのパーティーに参加して、午前様の日も。

いきなりスキーに行くって?!

学校が始まり、早速アウトドアサークルのオリエンテーションへ行ったようで、
「スキーに行くことにした〜」
と弾む声で報告されました。おまけに留学早々、授業を休まないといけないと。
「学校は欠席手続きしたし問題なし‼︎」と言うけれど私からしたら「授業始まったばかりやん‼︎」と思ったのですが、「学校も大切やけどこんな経験今しかできへん」の一言には勝てず・・・「パパに聞いてみて」と主人にパスしました。

5日間で600ドルと安いような高いような、バス代、ホテル代も含まれているのでそんなものかと主人もGOサインを。

出発3日前に娘から連絡があり、ウェアーやスキー用具のレンタル代とリフト代がいるとのこと。もちろん何も持っていっていないので、そらそうだろうと思いつつ、娘が「それがなぁ」と続けるので、『あらなんか変』と直感がしたのですが、
娘:「それがなぁ、ちょっと高いねん」
私:「まあ、円安やしな」(寛容に)「いくらなん?」
娘:「1431ドル」

私は少し頭がパニックになり、とっさに理解できなかったのですが、
日本円で15万円です!!

私:「なんかの間違いちゃうの?」
娘:「なんかしらんけど、こっちはリフト代もすごく高いみたいで」
私:「ちょっと高すぎるわ、キャンセルできひんの?」
娘:「もう600ドル払ってしまったし」
私:『マジで〜』(心の叫びです)

そんな予算は元々組んでなかったので、本当に『ヒェー』といった感覚です(驚きすぎて、半分頭も回っていないような)

結局、娘の「こんな経験今しかできへん」に勝てず、娘はスキーに行くことに。
「どうせ行くなら、いっぱいいっぱい楽しんで来ーや」と電話を切りました。
この晩は、『やっぱり止めておくべきやった』と夢の中でも思案する私がいました・・・

スキー当日、早朝に娘から電話が!!
私も今日からスキーと知っていたので『怪我でもしたのでは?!』と娘の着信に変な直感が。
私:「どうしたん?!」
娘:「ごめん、本当にごめん」
私:「どうしたん、なんかあったん?」
娘:「レンタルに手袋とゴーグルが含まれていなくて、買わなあかんみたいで」
私:「それでいくらなん?」
娘:「500ドルぐらい」(5万円超え)
私:『ヒェー』(これも心の叫びです)

あとで考えたら、別にゴーグルはなくてもよかったんちゃんとしみじみと思い返しました

スーツケースが壊れた!

寮に到着早々、娘からスーツケースが壊れたと連絡がありました。
『やっぱりアマゾンのいつでもタイムサービスはあかんな』
と思ったら、壊れたのは

もう一つの“サムソナイト”でした!

このサムソナイトは思い返せば娘が中学生の時、初めての海外研修で少しいいものをと思って購入したものでした。(確か、5万円ぐらいしたと思います)
娘はこのスーツケースと、アメリカをはじめ、いろいろなところを共にしたので、さぞかしショックだったのではと思ったら、返ってきた言葉は「こっちで捨てとこか」でした。

アマゾンのスーツケースはまだまだ元気なようです

バスって予約がいるの?!

日本を経つ前、娘が「空港からの行き方も調べないといけない」と言った際、私がホテルのサイトを確認したら、空港からバスで行けるようだったので、バスを勧めました。
娘が「予約はいらないかな?」と言うので、バスの便もけっこうあり「いらないんじゃない」と軽く答えました。

前のブログで書いたように、娘は問題なくホテルに着き、チェックインもできたのですが、問題が!

シドニーの4日目、ホテルをチェックアウトし、キャンベラにある大学の寮へ向かうのに、バスで移動する予定だったのですが、早朝に娘から電話が!
娘:「バスの席に空きがない、今日の分、全部埋まっている!予約いらんて言うてたやん!」
私:「えぇー、」
私は本当に焦りました。私の方でも調べてみると言って、一旦切ったのですが、2つあるバス会社は2つとも、1日”FULL”になっていて、チケット購入ページにもいけなくなっています。『どうしよう、どうしよう』と、他の方法はないかと列車も調べてみましたが、列車も”FULL”!
『どうなっているの!!』(この日は日曜日だったので、何か大きな祭りでもあるの?!)
私は、空港からホテルへのバスは”予約なし”で大丈夫と言ったつもりだったのですが、娘にしてみたら、ホテルから寮までのバスも大丈夫と受け取っていたみたいで、シドニーでの滞在中も確認していなく・・・。
娘から「今日、入寮することになっているから、バス停で1日、キャンセル待ちで一応待ってみる」というメッセージが。
『私の責任⁉︎』と、とても焦りながら、娘に何回も電話をしましたがつながらず・・・。「シドニーにもう1泊しないといけないのなら同じホテルを押さえておこか? 体調もあるし、バス停で待っているよりも、ホテルに戻った方がいい」とメールで聞いてみましたが、それに対する返信もありません・・・

日本は夏ですが、南半球のオーストラリアは真冬で、おまけにコートのような暖かい上着もないようで。『このままバス停で待っていたら絶対熱をぶり返す・・・』と心配で本当に居ても立っても居られないという状態です。といっても、何もできず、ただただ娘からSOSの連絡がないかスマートフォンを握りしめていました。

1時間ほどして、娘からメッセージが!
「乗れた!」
(後で聞いたのですが、ウェイティングリスト7番目でぎりぎり乗れたそうです)
『よかった!』
本当に一安心しました。

シドニー到着 but 入寮待ち

娘から、シドニーに午前8時過ぎに無事到着し、そのままホテルに直行したところ、早い時間にも関わらずチェックインできた、それも「ホテルも部屋もめっちゃきれい!」と弾んだ声で電話をくれました。オーストラリアと日本の時差は1時間なので、あまり気にせずに連絡できるところがアメリカと違っていいですね。(高校生で出発したアメリカ留学の時は、入国審査で書類に不備があり、熟睡中の早朝に電話が何度もあったのも、今となれば良い思い出に。)

娘は、入国、ホテルへの移動、チェックインも1人で難なくこなせるようになったなぁと感心というか安堵の気持ちと成長を感じました。

実は①
元々ホテルに宿泊する予定はなかったのですが、大学の入寮日が指定されていてそれより早い日には入れないと。ジェットスターの飛行機は変更不可の一番安いので購入していたので仕方なくホテルに4泊することになりました。(もちろん、飛行便を変更した場合の追加料金はジェットスターに確認したのですが、3万円以上ということなので、娘に相談したところ、「それなら、シドニーのホテルに泊まって観光でもするわ」ということになりました。ホテルの4泊の料金は47,867円だったので、『どちらがお得?!』と少し迷ったのですが。)

ただ、娘は日本出発前から少し風邪っぽく、シドニーの2日目はかなり調子が悪く、1日ホテルで寝ていたようです。活動的な娘が1日ホテルでいたのを考えると、かなり調子が悪かったのだと思います。こんな時、弱々しく電話してこないところも娘が強くなってきていると感心していたのですが、ただ単に熟睡していたようです。

実は②
今回、運ぶ荷物も多いし、シドニーのホテルはルームチャージで2人泊まっても追加料金もないし(朝食付きで)、主人は「一緒に行ってシドニーを楽しんできたらいい」と言ってくれたのですが、『そもそも私が1人で日本に帰って来れるの?』という不安が先で、断固拒否したのです。荷物や娘の体調を考えると一緒に行ったらよかったかなと後悔のような気持ちにもなったのですが、やはり1人で日本に帰ってこなければならない恐怖には・・・

荷物がぜんぜん収まらない!

娘がパッキングを始めたのが出発3日前だったのですが、2つのスーツケースでも収まらず、どうしようと思案していたところ、それよりも重量が!
20kgどころか40kgにも収まらず・・・。
ジェットスターの最大重量は40kgまでということなので、とりあえず40kgを目標にすることに。(40kgにするために追加で20kgを追加料金3,700円で購入。後で知ったのですが、空港でのチェックイン時に超過になった場合はかなり料金がかかるようです。よかった!)

といっても、全然収まらず、スーツケースが重いのではと思い、新しいスーツケースを購入することに。

近くのイオンやショッピングモールにあるお店に電話すると、大きいものは数万円するとのこと。
『これ以上、出費はかけられないのにどうしよう?!』と思い、試しにネットで調べるとAmazonでは数千円のスーツケースがゴロゴロ出てきます。
正直、実際に品物に触って、重さを確認したいと思ったのですが、値段には変えられません。Amazonで明日届くという”タイムサービス”【5,280円】のものを注文。
(今これを書くのに買った値段を調べようとAmazonを確認すると今日も”タイムサービス”と。このスーツケースはいつでもタイムサービス?)

翌日、スーツケースはちゃんと届きました(出発前日です)。新しいスーツケースに入れ替えても、40kgを全然下回らず、娘はしぶしぶ、重そうな大きな白い袋を下ろしました。みなさん、それが何かわかりますでしょうか?

正解は、お米です!
「オーストラリアのお米はおいしくないからできるだけ持って行きたい」と5kgものお米を入れていました。本当は炊飯器も持って行きたかったようですが、電圧の関係であきらめました。後で知ったのですが、もともとオーストラリアはお米が持ち込み不可だったようです (^v^*)

削って削って、スーツケース2個で40kgほど、機内持ち込みにボストンバッグ1つとバックパックを1つ。この2つで10kgをゆうに超えていましたが、これで挑戦!(機内持ち込みは7kgまでとあったのですが、娘は機内持ち込み荷物の重さはチェックされないと)

空港でチェックインカウンターで2つのスーツケースを載せると40kgを少し超過!
スタッフの方は少し表情を変えましたが、娘が1人で留学するとわかってか、何も言わず通してくれました。感謝!

その後、機内持込荷物が大丈夫かハラハラしながら(私だけ?)、セキュリティチェックに颯爽と振り返ることもなく入っていく娘を見送りました。

Jetstar(ジェットスター航空)で出発

日本からオーストラリアへの一番安い飛行機を探していたら、ジェットスターという航空会社が出てきました。ちょうどキャンペーンをやっていて、関空からシドニーまで片道24,990円と!『これは安い!』と思い、娘と一緒に予約を進めると、基本料金が24,990円で何かとプラスされて37,080円(娘は安い方がいいというので変更不可のものです)、それに20kgまでの預け荷物代で5,100円プラス、結局42,280円になりました。LCCは追加でいろいろとお金が追加されると聞いていたのですが、結構多いなと感じました。

今年の3月に大学4年生の息子さんがオーストラリアへ卒業旅行へ行った方に話したら、『それでも安い』とのこと。円安、オイルチャージ高騰の影響がかなりあるそうです。

まずは、ビザ取得費用に驚き!!

驚異的な円安とはいえ、オーストラリアのビザは高すぎるのでは!

710ドル、日本円にして75,000円です。せめて、学生ビザぐらいはもう少し安くしてくれてもいいのではと思いました。

ちなみに、オーストラリア人の学生の方が日本のビザ取得は1万ほどということ。なんでこんなに差があるの?!